便利なアイテムも使い方を間違えるとただの凶器。気軽に投稿された活字が
簡単に他人を傷つけたり、傷つけられたりとかで、なんだか難しい世の中。
手軽さ・気軽さの裏には、使用する側の責任とモラルが必要となる。
自分の思いを伝えるために10円玉を握りしめ、公衆電話を利用していた頃
が懐かしい。料金切れにならないように、事前に伝えたい要件を整理して決
められた時間内に会話を済ませるために頭の中をフル回転させていた。まさ
に3分間の1本勝負。自分にとって公衆電話は手軽さ・気軽さという感覚は
皆無だった。受話器を置いたあと、緊張感から解放されて感じていた疲労感
や不思議な爽快感も今になってみるといい思い出。100円玉やテレホンカ
ードが使えるタイプが設置された時は、すごく便利に感じたことを覚えてい
る。街中で公衆電話を見かけるたびに、10円玉をせわしなく追加投入して
遠方の親戚や友人に電話していたあの頃を思い出します。