以前、町役場として利用されていた建物を改装してつくられた東川町郷土館。
この土地を開拓した人たちの生活用品が展示されている。展示品は明治から
昭和初期のものが主で、街中を走っていた路面電車の車両もあり、中に入る
ことも可能だ。むかしの人たちが使っていた道具や乗り物を見ることで、タ
イムスリップしたような気分になる。時間が止まっているような感覚は、不
思議と心が落ち着く。静かな館内を、ゆっくり歩いている自分の足音だけが
聞こえる状況は、まるで過去に向かって時間旅行をしている気分になった。